[2015年誕生、7年めのバグアレーロ]
日本(東京)→ブラジル(アマゾン)→ボリビア(ラパス、ウユニ)→ペルー(フリアカ)→アメリカ(ニューヨークシティ)　ファーストモデル(プロト)は38日間の南米旅をした。

バグアレーロは、Baguales(野生)を追う者。2015年にプロトタイプを履いて、1ヶ月半の南米旅に使用した。パンツはこのバグアレーロ1本のみで、快適性や耐久性のテストをしてやろうと、1ヶ月半履き続けて、泥がついたり、川水を吸ったりさせながら、過ごすことができた冒険的パンツである。

あのテストから、かれこれ7年が経った。ひゃー、もうそんな前のことかー。あらゆる旅に、僕はこのパンツだけ、または上にレインウエアを重ねたりして、釣りをしたり写真を撮ったりしてきて、生地系統や基本スタイルは変えず、小改良を重ねて現在のモデルになった。累計生産数はかなりの数、5000を超えたのは数年前(!)。それだけの数をいろんな人々が、いろいろな環境で履いてくれて、たくさんのインプレッションとフィードバックをもらって改良されてきたんだ。

見た目は2015年のプロトタイプとほとんど一緒なのはアルタミラ同様。スタンダードであることの安心感、奇抜なものを目指さず、通気性や速乾性、履いたときの感覚など、バランスがとれていることを大切にしているパンツだ。

雨に濡れても、川を渡っても、ウエーダー代わりに釣りをしても、陸にあがってしばらくすれば乾いて、街にそのまま行けるワイルドさに惹かれる。汚れることも気にしなくてもいいし、いつ履いていてもストレスがないのもいい。外で活動するときに選択すれば間違いない、そんなパンツを目指し、バグアレーロはまだまだ進化していきます。